スピリチュアル迷宮
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人生の迷路から抜け出すためにスピリチュアルの世界に入りましたが、そこは華やかだけど抜けることのできない迷宮でした。 ワークを受けようか迷っている人に、わたしの体験がちょっと役にたてばと思ってます。
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誘導瞑想
どうやら苦しみの原因は周りにあるのではなく、自分の内面にあるようだとわかってきたわたしは、瞑想にトライしてみる事にしました。まずは本屋で、瞑想の入門書のような本を何冊か買いました。タイトルは忘れてしまいましたが、瞑想で成功するとか、幸せになるとか、極意を教えるとか、その本だけで人生がバラ色になることを約束しているような内容でした。主に自然の海や山で楽しんでいる自分をイメージしてリラックスしたり、光
まずは本屋で、瞑想の入門書のような本を何冊か買いました。
タイトルは忘れてしまいましたが、瞑想で成功するとか、幸せになるとか、極意を教えるとか、その本だけで人生がバラ色になることを約束しているような内容でした。
主に自然の海や山で楽しんでいる自分をイメージしてリラックスしたり、光やハイヤーセルフなど神秘的な存在をイメージして導いてもらうものです。
本の通りに試してみましたが、なかなかイメージがうまくできず、気が散ってしまいまうので、瞑想を誘導してくれるCDも購入しました。
目を閉じてCDの声の誘導に従ってイメージするのも、最初はうまくいきませんでしたが、何度か繰り返しているうちに、気持ちよくできるようになってきました。
その頃はよく眠れない日が続いていましたが、誘導のCDを聞いているうちにいつの間にか寝ていることも、よくありました。
慣れてくるとイメージもだんだんと鮮明になります。イメージで作り出したハイヤーセルフと簡単な会話もできるようになりました。
ウトウトして、半分覚めて半分夢を見ているような状態でした。
大切そうなメッセージが聞こえることもありましたが、わたしはまだ半信半疑でした。
単にテープの催眠術にかかっているだけのような気がしていました。
深い何か、崇高な何かに触れたといった実感が、ほとんどなかったからです。
それから本や雑誌に紹介されているものや、インターネットで見つけたものも含めて、十種類以上は試しました。
有名なヒーラーのテープや高額の会員にならないと変えない物も、ワークショップに出て直接の指導を受けても、結果は同じでした。
過去生に戻っても、ハイヤーセルフや神と会話しても、チャクラの色を見ても、すべて自分の頭がイメージで作り出した作り物を見ている気がしてなりませんでした。
体が温かくなったり、優しい気持ちになったり、体や心にいろいろな反応は出るのです。でも何かが物足りないというか、うそ臭いというか。
自分で自分をだましているように思えることもありました。
それらの多くは、ただそのテープを聴くだけで深い神秘体験が起こって悩みが解消するような宣伝文句がついていました。
早く楽になりたかったわたしは、その宣伝文句に飛びついたのですが、数ヶ月から半年以上の間、毎日聞いてもしっくりきませんでした。
やはり即効性を求めるのではなく、じっくりやらないと瞑想は意味がないのかもしれないと考えるようになりました。
そこで、次第に本格的な瞑想へと興味が移っていきました。
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瞑想
2009-10-05T10:37:31+09:00
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尿療法と情報水 その2
友人に紹介されたオフィスは、健康に関するコンサルタントのようなもので、尿から取った情報の分析をもとにしたアドバイスと、健康食品やサプリメントの販売をしていました。そこの社長が言うには、「波動の低い食べ物や水を食べたり飲んだりするから、体の波動が低くなって、病気のもとになっている。健康になりたかったら、情報水を飲むだけでは不十分で、食生活を根本から見直して、波動の高い食べ物や水やサプリメントだけ取ら
そこの社長が言うには、「波動の低い食べ物や水を食べたり飲んだりするから、体の波動が低くなって、病気のもとになっている。健康になりたかったら、情報水を飲むだけでは不十分で、食生活を根本から見直して、波動の高い食べ物や水やサプリメントだけ取らないといけない」ということでした。
波動って何?とは思いましたが、癌などの重病が治った人が何人もいるという言葉を素直に信じて、そのオフィスの指導を受けることにしました。
毎月一回尿を小瓶に入れてそのオフィスに送ると、分析結果と波動の高い情報水が送られてきます。何かを食べたり飲んだりするときには、その情報水をすべての食べ物や飲み物に数滴たらすようにしました。
食べ物は無農薬野菜が中心で、そこで紹介された定期宅配です。塩・しょうゆ・味噌といった調味料も、お米も変えました。
すべて特に波動の高いものだということでした。
さらに大陸の仙人が使っていたものと同じ製法でできたという粉末とか、NASAが開発したという錠剤とか、浄化用の何とかの塩とか、毒素を排斥して体調を整えるためのサプリメントをいくつか常飲していました。もちろん水は特別な浄水器を使いました。
しばらく続けると、さすがに体重は減りましたが、肝心の体調の方は大きな変化はありませんでした。
毎月の支払いは十万円を超えることも珍しくありませんでした。
このオフィスで指導するやり方を三ヶ月から半年続ければ、確実に体質が変わると言われていました。
ですが、はじめてから一年たっても尿を分析した数値はほとんど変化しません。
そこで疑問をぶつけると、「半端はよくないから、これから三ヶ月間は徹底的にやりましょう。それで絶対変わるから!」と言われました。
たしかに仕事の都合で外食をしたり、断りきれずに白砂糖の入ったお菓子などを食べることも時々ありました。
社長の指示を完璧に守っていなかったので、そのせいで効果が出なかったと言われると、どうしようもありません。
せっかく頑張ったのだからと、社長の提案に従って、必要と言われたサプリはすべて使い、食べ物も今まで以上に気をつけました。
マクロビオティックを元にした献立も教わって、とにかく三ヶ月間は徹底的に行ないました。
そして三ヵ月後の尿を分析した結果はというと、やはりほとんど変わらないものでした。
その結果の数値表を見ながら社長が言った一言は、
「こりゃ、食べ物じゃないね」
思わずわたしはキレました。食べ物を変えればすべてが好転すると言われて、何十万円もかけて、ものすごいエネルギーも使ったのに、食べ物が原因ではないという無責任なその一言にあきれてしまいました。
それでやっと、「ああ、この人は実はよく分からずに指導していたんだ」ということに気づいたのでした。
高い授業料を払いましたが、その分多くのことも学ぶことができました。
少なくともわたしの場合は、どんなにいい食べ物やサプリメントや秘薬を取っても、それだけでは意味はないとわかりました。
社長はだまそうとしていたのではないと、今でも思います。話をしていても、ずるい感じは受けませんでした。
ただ本人は専門家のつもりですが、実は専門知識の少ない素人同然のようでした。
知識は広くていろいろな情報を持っているけれど、あまり深くないと思います。
今思うと、社長の話は自分で試した実体験よりも、誰かの受け売りが多かったように感じます。
ただ話はトンデモ系のものが多かったですが、食べ物や調味料などはおいしいものでした。
波動の数値がどうとか、農薬や添加物や栄養価がどうとか、理屈はありますが、ちゃんとした人がちゃんと作った物はおいしいとわかりました。
ちゃんとした物が、それなりの値段になるのは仕方ありません。
それを売ろうとして変に話をふくらませていくと、どんどん話ばかりが変な方向に暴走して行くのかなと思えます。
それはスピリチュアル業界全体に言えることだと思います。
まあとにかく、自分に大切なのは、食べ物やサプリメントや秘薬ではなく、どう生きるかとか、どう内面と向き合うかなのだろうと思い、そこからどんどんマニアックなスピリチュアルの世界に足を踏み入れていくことになりました。
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健康法
2009-09-25T10:36:26+09:00
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尿療法と情報水 その1
これもまたかなり昔のことですが、尿療法にトライしたことがあります。ウツになって体調も悪くなって、手当たり次第にいろいろと試していた時期です。とにかく効くという噂を聞いて、思い切って挑戦してみました。尿を飲むと聞いて、最初は冗談だと思ったのですが、「朝一杯のおしっこから」(宮松宏至 著)を読んで、どうやら科学的な確かな裏づけはないけれど、効果があるらしいと思いました。朝コップ一杯の自分の尿を飲むだけ
ウツになって体調も悪くなって、手当たり次第にいろいろと試していた時期です。とにかく効くという噂を聞いて、思い切って挑戦してみました。
尿を飲むと聞いて、最初は冗談だと思ったのですが、「朝一杯のおしっこから」(宮松宏至 著)を読んで、どうやら科学的な確かな裏づけはないけれど、効果があるらしいと思いました。
朝コップ一杯の自分の尿を飲むだけで、免疫力が上がり病気が治るということなので、試してみない手はありません。
とはいえ、いざ出したてホヤホヤの尿を目の前にすると、さすがにちゅうちょします。
コップを持つ手には、生温かい感覚が伝わってきます。まさに人肌です。ちょっと立っている泡も、ツンとくる匂いも、これが普通の飲み物ではないことを物語っています。
しかしためらっていては、どんどん飲みにくくなるので、鼻をつまんでグイッと口に運びました。
一気に飲もうとしましたが、口に広がる何とも言えないアンモニア臭に負けて、コップ半分100ccくらい飲むのが精一杯でした。
苦くてまずい何かが口に残ったので、すぐに何度もうがいをしましたが、胸のあたりがむかつく感覚はずっと残りました。
それでも、人として何か一線を越えたような感じがありました。大げさですが、ついにここまでやるようになったかと、イケナイ世界に足を踏み入れてしまったように思えました。
二回目以降は楽になる人が多いと聞いていたのですが、そのあと何日か試しても気持ち悪さは消えず、前の夜から憂鬱になってしまいます。これでは意味がないと思い、一週間くらいで飲尿は止めることにしました。
人によっては始めてすぐに下痢をしたり、好転反応が出たり体調がよくなったりする場合が多いということでしたが、わたしに出た反応は、飲んだ後味の悪さによる胸焼けだけでした。
それからしばらくして友達にそのことを話すと、その友人は尿の情報を写し取った情報水という液体を飲んでいるということでした。
尿療法が効果があるのは、血液や体液の水分が体中を回るうちに体全体の情報が蓄積されて、それが尿として排泄される。それを飲むと、のどにあるセンサーがその情報を読み取って、その情報をもとに脳が体に必要なものを分泌するらしい。
ところが尿を飲むことは汚いというイメージがあるので、心理的によくないとか、体に必要のない排泄物をまた取り入れるのは体にも悪い影響がある。
欲しいのは尿に刻まれた、自分の体に何が必要かという情報だけだから、特別な機械を使ってその情報をコピーして、それを飲めばいい、ということでした。
例えて言うと、水はカセットテープで、体中を旅するうちにテープに必要な情報が録音される。それを機械でダビングして、ノイズだけ落とせば、より良質なテープが出来上がるといったイメージで、それが情報水だということでした。
この情報水のすごいのは、体のいろいろなデータを-20から+20に数値化することで診断ができるらしいことです。
わたしが友人から紹介されたオフィスでは、情報を転写した水を作るだけでなく、免疫は-5だから要注意で、肝臓は+10だから問題なしとか診断して、それに合ったサプリメントを紹介してくれたりもするということでした。
費用はかなりかかるのですが、友人の紹介ということもあって、そのオフィスの指導を受けることにしました。
…その2に続く
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健康法
2009-09-23T22:37:57+09:00
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野口整体
まだスピリチュアルのスの字も知らない学生の頃、腰痛の治療のために、いろいろな方法を試しました。その時に一番効果があって、考え方もいいなと思ったのが野口整体でした。最初は大学病院で診てもらったのですが、「レントゲンに異常はないから、この程度の痛みは我慢してもらうしかないです。一応シップ出しておきますね」と言われて、素直に我慢していました。それでも痛いものは痛いです。それでしばらく経ってから予約待ち一
その時に一番効果があって、考え方もいいなと思ったのが野口整体でした。
最初は大学病院で診てもらったのですが、「レントゲンに異常はないから、この程度の痛みは我慢してもらうしかないです。一応シップ出しておきますね」と言われて、素直に我慢していました。
それでも痛いものは痛いです。それでしばらく経ってから予約待ち一ヶ月という柔道整復師に診てもらったら、今度は「何でこんなにひどくなるまで放っておいたの?」と言われてしまいました。
どうも腰の筋がズレた状態で固まってしまっているらしく、先生が指でマッサージみたいにしてズレを直してくれました。
三回の治療で強い痛みは楽になりましたが、腰が重いような鈍い痛みのようなものは残っていました。
それからカイロプラクティックや針灸、腰痛体操、マッサージなどを試しました。
一時的に楽になるものもありましたが、三日もすると逆につらくなってしまいました。
それでいろいろまた探し回った結果、親戚の紹介で野口整体に出会いました。
野口整体は野口晴哉という人が始めたもので、「活元」という自発動と「愉気」という手当てが柱となっています。
本来人間の体は、気持ちよいバランスの取れた状態をよく知っていて、治すためにどうすればいいかも知っているという考えがもとにあるようでした。
みぞおちに手を置いて息を吐いたり、体を反ったりといういくつかのカンタンな動作をして、体の力を抜いていると、体が自然と動き出します。
肩や手などが小さく動いて、気持ちのいい状態を探します。その動きに抵抗せずに身を任せていると、次第に動きは大きくなっていきます。
頭をぐるんぐるん回したり、体全体が大きく震えたり、三十分から長いと一時間くらい体は動き続けます。
体内に溜まったエネルギーが発散されて、ひねりも解消されると、自然と動きも止まります。
この「活元」運動を毎日やれば、自然と健康になるよと言われました。
新興宗教の修行風景としてテレビでよく見るあの動きで、知らない人が見たらあやしさ満点です。
でも本当に、体も気持ちもスッキリします。自分の体は自分以上に体のことをよく知っていて、すごいなあと素直に思えました。
この活元でとりきれない歪みなどは、「愉気」と呼ばれる気を使った治療でとってもらいました。いろいろな技術があるようですが、わたしの先生は足の裏を中心に問題のある場所を探し出して、気を使ってそれを解消していました。
当時は気について何も知らなかったですから、ただ足の裏を触られて痛くて、でも終わるとやはり体が楽になって、頭もスッキリしているのが不思議でした。
野口整体に興味を持ったわたしは、先生から何冊か本を借りて読みました。
「健康生活の原理」「風邪の効用」「整体法の基礎」(すべて野口晴哉著、全生社)などです。
内容はもう、目から鱗のことばかりでした。
寝返りを打つのも、肩や腰が痛いときに自然と伸びをしたり腰に手をやってひねったりするのも、ねじれやコリを解消するためにどうすればいいか体が知っているから無意識に体が動くのだとか。風邪を引くのも、崩れたバランスを取り戻すための大掃除だということでした。
あとは、臨機応変の大切さも強調していました。体のツボを押すのでも、相手の呼吸を読んで、息を吐いて力が抜ける瞬間を捉えるとか、いろいろなアドバイスもタイミングが悪ければ意味がないとか。
特にわたしが好きだったのは、「健康生活の原理」でした。本を手にして読むだけで、なぜか元気になりました。
家庭の事情で引っ越したり先生が高齢なこともあって、その先生にお世話になったのは一年ほどでした。
腰痛やストレスによる疲れが完全になくなることはありませんでしたが、病気や症状は戦う相手ではないとわからせてくれたのは、とても役にたちました。
今思えば、東洋医学的な考えにはじめて触れたのが、この野口整体でした。当時は気のことも精神世界のこともわからなかったので、「そうなんだ~」とただ思うだけで、深く考えてはいませんでした。
それから十年近くたって、「風邪の効用」と「整体入門」がちくま文庫から出ていることを知って、久しぶりに野口晴哉の本を読んでみると、当時は理解できなかったことがわかるようになっていました。今度は自分の体験を通して、その本に書いてることが正しいとわかりました。
ただ残念だったのは、以前は本を手にしたときに感じた、元気になる効果がなかったことでした。
全生社は野口整体関連の本を専門に扱う出版社で、表紙のデザインなども垢抜けないのですが、渋くていい味が出ていました。特に「健康生活の原理」は野口晴哉の書いた「氣」という字が表紙になっていて、これが私の感じた元気の元になっているのではないかと思います。
一方でちくま文庫はやはり大手だけあって、きれいなデザインなのですが、なにか軽い感じがしてしまいます。
ある程度気がわかるようになってからは全生社の本を見ていないので、いまならどう感じるか、機会があれば試してみたいと思っています。
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ヒーリング
2009-09-20T15:05:41+09:00
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心理カウンセリング
以前わたしがウツになったときに、最初に行ったのが心理カウンセリングでした。スピリチュアルの世界に触れる前のことです。いろいろな出来事が重なって、眠れないし、眠ってもすぐに胸が苦しくて目が覚めてしまう日が何週間も続きました。わたしはパニック状態で、自分に何が起こっているのかわからず、ただ苦しんでいたのですが、生まれて初めて「死んだら楽になるだろうな」と思いました。「どうやったら楽に死ねるだろう?」そ
いろいろな出来事が重なって、眠れないし、眠ってもすぐに胸が苦しくて目が覚めてしまう日が何週間も続きました。
わたしはパニック状態で、自分に何が起こっているのかわからず、ただ苦しんでいたのですが、生まれて初めて「死んだら楽になるだろうな」と思いました。
「どうやったら楽に死ねるだろう?」そんなことを考えている自分に気がついて、そんな自分には価値がないと思い、それがまた苦しみを大きくしました。
自分でどうしていいかわからなくなって、初めて家族に相談しました。相談された家族もどうしていいかわからなかったようですが、たまたま知り合いに県内で有名な心理カウンセラーがいたらしく、その先生を紹介されました。
先生は60代くらいの、もの静かな女性でした。電話で問い合わせをして、まず先生に眠れないことを言うと、精神科医にかかることを勧められました。
そしてカウンセリングでウツが治るというのは難しいけれど、自分の気持ちの整理がついたりして、自分で直っていくきっかけを作ることはできると言われました。
自分は本当は何を思っていて、何を感じているか、自分の中でこんがらがってしまったものを、自分でほどいていくのをお手伝いするだけですと聞いて、正直少しがっかりしました。
それでも、混乱しきっていたわたしは、問題をすぐに解決してほしいという気持ちはありましたが、何でもいいから少しでも楽になれば十分だと思い、カウンセリングを受けることにしました。
何年も悩んできたことがすぐに解決するはずもないですし、とにかく家族や友人以外の誰かに聴いてほしいという気持ちも、あったのだと思います。
カウンセリングは、先生の自宅の居間で行いました。
先生は特に何かを導くことはしないで、基本的にはただ聞くだけでした。その日に話したいこと、自分が重要なポイントだと思うことを、わたしがただ話して、先生はただ聞いていました。
時々、「それはなぜ?」「それはいつから?」など、何かを掘り下げたり、整理したりすることを促すだけでした。
自分の意見を言うことはまずないし、大きくうなずいて共感を示すようなこともありませんでした。
基本的には表情も変えずに、話を聞いて、時々ノートにメモを取っていました。
カウンセリングのセッションは、1回90分程度でした。大体その日に話したいことは終わるので、長いとも短いとも思いませんでした。
そんなセッションを、1週間おきに3ヶ月くらい続けました。
カウンセリングのおかげで何かが劇的によくなる、ということはありませんでした。
それでも、いま思い返せば、定期的に感情も意見も交えずに話を聞いてくれる人がいたということは、パニックになって混乱した気持ちを静めるのに、役に立ったように思います。
その頃、わたしはウツとは長い付き合いになるだろうと感じていました。ですが、一刻も早く苦しみから逃れたい。そのためには、精神科の薬やカウンセリングでは足りないとも感じていました。
カウンセリングを始めて、当初の予定であった3ヶ月が過ぎ、一区切りがついたところで、カウンセリングを受けるのはやめにしました。
そしてこのあと、新しい答え、より深いところにある答えを求めて、スピリチュアルの方向へ、スピリチュアルの迷宮へとわたしは入っていくことになりました。
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カウンセリング
2009-09-17T22:00:08+09:00
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